先端技術を活用してより良い社会を創ることをめざしている「ソーシャルインパクト・ビジネス」の起業家を応援しています。
ごあいさつ
Purpose:事業を通じて公益に貢献することを志す起業家の支援につとめます
ESG/SDGsの時代、「サステイナブルな資本主義」のあり方を考えます
世界では、多くの企業リーダーや投資家の間で資本主義の新しい形をについての議論が活発化しています。瞬く間に拡大する感染症の怖さが世界を震撼させ、格差や差別などの社会問題、地球環境問題等多くの課題が顕在化した今日、人間社会の問題解決と改善に企業がどう貢献していくのかが、大きな課題となっています。2020年の世界経済フォーラム(ダボス会議)でも世界の指導者の間で真摯な議論が持たれました。経団連も『新経済成長戦略』(2020年11月)で「サステイナブルな資本主義」として、マルチステークホルダーのニーズに応える経営を唱えました。
ESGやSDGsが投資家の高い関心を集めている現在、短期的志向の経営を脱し、企業のパーパス(根本存在意義)に則ってビジネスを戦略的かつ長期的に成長させ、顧客、社員、取引先、金融機関、株主、政府、そしてコミュニティーという全てのステークホルダーに対してより良い価値を提供し、結果的に永続的な発展を遂げていくこと。これが社会における企業の姿であると言えます。全ステークホルダー志向のこの「パーパス経営」は、資本主義の新しい形の一つとして世界的に注目されています。
また、昨今、渋沢栄一が唱えた「合本主義 (Gappon Shugi)」が日米で注目されています。合本主義とは、渋沢栄一が、「道徳と経済の一致」という理念を規範に公益実現を経営で実践したもので、その豊富な実績をもとに有名な著書『論語と算盤』(後述)を残しました。(ステークホルダー経営等の参考リンクはLibraryページに掲載し随時アップデートします。)
今日、テクノロジーの進化によって、新しいビジネスモデルが生まれ、色々な業界で今までとは違ったパラダイムが進んでいます。より良い社会をもたらすそれらの新しいビジネスは「人」が創造するもので、まさに「人による人のための新しい価値創造の波」が起こっています。この好循環をさらに進めてより良い社会を作っていくためには、パーパス経営に基づいて「人間のための資本主義」いわば「人間主義的経営」を進めていくことが大切な時になっています。
企業活動を通じて社会へ長期的に貢献していくため、パーパスを見据えながら事業を成長させ、公益資本主義経営の実績を築いていく。起業家とともに日々この道程を歩んでいます。
Virtuousとは
信義 (Faith)
希望 (Hope)
敬愛 (Love)
これら三つが整ったところに、「徳に適った公益」すなわち「VIRTUOUS」な経営への道が繋がっています。
今、渋沢栄一が注目されています。渋沢は「合本主義」を唱え道徳と経済の一致という理念を規範に公益の実現を実践して有名な書『論語と算盤』を著しました。
信義と敬愛は論語で「五徳」(仁儀礼智信)に表されています。希望については著書『論語と算盤』で「道理ある希望を持つこと」を経営者に促しました。
ESG経営が大きな課題となっている今日、現代にも通用する経営思想である"Gappon Shugi"は米国でもHarvardやSECなどが注目しています。
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